<質問>
40代の女性です。
定例通信の「通貨下落は2段階でやってくる」は、とても勉強になりました。しっかり準備していきたいと思っています。
関連して質問させていただきたいのですが、通貨下落がくる確率を、天気予報の時間帯別の降水確率のような感じで、出すことはできませんでしょうか?
6時から12時まで「0%」、12時から18時まで「50%」、18時から24時まで「90%」といった感じです。「現時点での予想」で、将来確率が変わった場合は、そのときに再度教えていただければありがたいです。
ご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。
●通貨の下落と政府の破たんとは同じ意味
通貨下落の可能性についてのご質問ですが、
「通貨の大幅下落=政府の破たんがきっかけ」
です。政府が「もう国債の利払いはできない。お金がない。国家をデフォルトさせる」と宣言すると、通貨の価値は即半減します。宣言しない場合でも実質上のデフォルトになれば、半減します。
最近の例を挙げるなら、ロシアです。ウクライナ戦争でロシアが国際決済機関から締め出され、利払いが無理になり、3月上旬には通貨が半減しました。(ただし、本当に決済を不可能にすると、欧米が天然ガスを購入できなくなるので、抜け穴が用意されたため、その後半か月で下げ幅の半分は戻りました。)
といいうことで、「通貨の大幅下落がいつ来るか」とは「いつ頃政府が破たんするのか」と同じ回答になります。
コメント