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第1回 通貨が下落する確率を、降水確率のような感じで出せませんか?

  • 執筆者の写真: ファンクラブ 林則行さん
    ファンクラブ 林則行さん
  • 2022年3月31日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年6月26日

<質問>

40代の女性です。

定例通信の「通貨下落は2段階でやってくる」は、とても勉強になりました。しっかり準備していきたいと思っています。

関連して質問させていただきたいのですが、通貨下落がくる確率を、天気予報の時間帯別の降水確率のような感じで、出すことはできませんでしょうか?

6時から12時まで「0%」、12時から18時まで「50%」、18時から24時まで「90%」といった感じです。「現時点での予想」で、将来確率が変わった場合は、そのときに再度教えていただければありがたいです。

ご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。




●通貨の下落と政府の破たんとは同じ意味


通貨下落の可能性についてのご質問ですが、

「通貨の大幅下落=政府の破たんがきっかけ」

です。政府が「もう国債の利払いはできない。お金がない。国家をデフォルトさせる」と宣言すると、通貨の価値は即半減します。宣言しない場合でも実質上のデフォルトになれば、半減します。


最近の例を挙げるなら、ロシアです。ウクライナ戦争でロシアが国際決済機関から締め出され、利払いが無理になり、3月上旬には通貨が半減しました。(ただし、本当に決済を不可能にすると、欧米が天然ガスを購入できなくなるので、抜け穴が用意されたため、その後半か月で下げ幅の半分は戻りました。)


といいうことで、「通貨の大幅下落がいつ来るか」とは「いつ頃政府が破たんするのか」と同じ回答になります。



 
 
 

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