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第175回 今後の日米株式相場見通し

  • 執筆者の写真: ファンクラブ 林則行さん
    ファンクラブ 林則行さん
  • 6 日前
  • 読了時間: 3分

持ち株は売却へ、最後のチャンス


今日は今後のNYダウ日平均の見通しについてお話します。


4月9日NYクダウは、史上最高の2962ドル上昇し、4万6008ドルとなりました。上昇率は7.9%です。トランプ大統領が米国株価の大幅下落に驚いて、相互関税実施の90日間停止したことが理由だとされています。


しかし、これまでの米国株式市場暴落の裏にある事実は、「米国経済が天井を打った」ということです。経済の流れは変わりませんから、米国NYダウの下落は今後も続くことになるでしょう。日本株も同じ動きになります。


今日は双子波動を使って、これまで下落について説明します。双子波動とは、上げ相場、下げ相場は同じ値幅をもって動いていくという考え方です。


図表1です。ダウ平均は、2月の高値4万5054ドルから3月の安値4万661ドルまで下がりました。この下げ幅は4393ドルです。



この後、3月中までダウ平均は戻し、4万2326ドルまで上がりました。ここから下落相場が始まりました。予想される下落相場の幅は、この高値から4393ドルを引くものです。


これを計算すると3万7933ドルとなります。実際はこれよりやや下がり、3万6611ドルとなりました。双子波動の考え方によれば、「二つの大きな波動が終わると、一定の期間の戻りに入る」というものです。


ここからどのぐらい戻すのか。

見通しについては、図表2に記しました。前回の高値である4万2326ドルを上回るかどうかがポイントです。



楽観シナリオが実現すれば4万3000ドルを回復します。この場合、NYダウの回復期間はやや長めとなるでしょう。悲観シナリオの場合は4万2326ドルに届かないものです。この場合、NYダウは早めに下落に転じることになるでしょう。どちらのシナリオにしても、私達投資家にとっては大差がありません。それは、「日本や米国からの株式投資(買い)から撤退することだ」ということです。


ぼくへの質問者の中には、「8%の損切りを守ることができなかった。いまさら損切りができないくらい大きな損になってしまった」という不安な訴えがかなりありました。そうした方々には、「今週から来週にかけて、株価が高くなる場面あるでしょうから、そこで手放してください」とお伝えしました。全ての皆さんにこれを実施するようにお願いします。


ここが最後の売り時です。


なお、空売りを仕掛ける方は、株価が戻ったので、空売り適格銘柄が見つけやすくなったと思います。過去の重要な安値割れ、50日移動平均線の価格まで戻った場合、そこで売るのがいい方法です。


また、S&P500の先物取引を始めている人は昨日の上昇で巨額の利益を確保できたことと思います。ボラティリティの飛躍的な増大により、先物はS&P500ばかりでなく、穀物、原油といった各市場においても、大きな利益が見込めるようになりました。


金は引き続き保有してください。今後とも金が最善の保有資産です。


有料の投資講座を始めました。これに伴い、毎週更新するのはウイズのみとしました。ご興味のある方は次のURL「林則行 知るだけで勝てる株式投資番組」をご覧ください。



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