個人ではゴールドを買い続けていますが、経営している会社の資金でも買いたいと思うのですが、どうでしょう?税理士の先生に相談したら、「私の顧客には例がないです」と言って、いい顔をしません。林さんはどう思いますか?
回答:
買ったらいいでしょう。問題はありません。
会社の定款には通常、会社の目的が以下のように記されています。
例:
当会社は、次の事業を行うことを目的とする。
1 ○○の製造及び販売
2 ××の輸入及び販売
3 前各号に附帯又は関連する一切の事業
3番の、「前各号に附帯又は関連する一切の事業」がポイントです。会社の資金を守ることは業務を遂行する上で絶対不可欠のことですから、これは会社の設立目的に合致しています。ゴールドの購入が会社の定款に背いてしまうということはありません。会社が「現金、預金以外は保有しない」という定款を設けていない限りOKなはずです。
税理士の先生は自分の保身から発言しているのでしょう。
その税理士は「会社の資金でゴールドを購入している人はいない」と発言しているとのことですが、ぼくの知り合いにはたくさんいます。
単に、買わせたくないのです。
ここで大事なことを述べると、一般に、会計士、税理士は顧客の味方ではありません。むしろ税務署の手先です。その証拠に、税務署に行くと氏名が張り出してあるでしょう。そんな国家資格はほかにはありません。
彼らが一番恐れているのは国税局から国家資格を取り上げられることなんです。だから、できるだけ税務署の言う通りに動きます。
税務署は企業や個人が現金を別の形(=ゴールド)に換えると、銀行口座を把握するようには、簡単にその存在を把握できなくなります。それが嫌なので、うるさい指導をさせていると思われます。
あなたがインゴットを会社の資金で買いたいならば自由にしても問題はないはずです。
税理士の先生には好かれないかもしれませんが、税理士があなたの資産を守ってくれるわけではありません。デフォルトを起こすのは国なのに、その手先の人たちにいい顔をしている必要はないでしょう。
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