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第35回 不動産物件を早めに(安めに)処分して、ゴールドにするのはいい考えですか?

  • 執筆者の写真: ファンクラブ 林則行さん
    ファンクラブ 林則行さん
  • 2022年8月31日
  • 読了時間: 2分

質問

不動産物件を所有しています。賃借人が物件を買いたいと言ってきたのですが、お金の工面がつかないらしく、「市場価格の3割安くらいではどうか」と言っています。

金額は小さくなりますが、ここで不動産物件を処分してゴールドに換えた方が投資効率は良くなるでしょうか?




回答:

市場価格の3割安で不動産を売るのはやめておきましょう。もう少し高い価格で買ってくれる人が出てくるかもしれません。


これからの将来を考えた時、不動産とゴールドはどちらがリターンが高いか?ゴールドの方がかなり高いでしょう。だとしたら、何故今からゴールド投資へのシフトを薦めないのか?


ゴールドへの投資はあくまでも自衛です。これが目的です。あなたの頭の中には「投資効率」が先にありませんか?そうした発想のもとで、ゴールドへのシフトを進めるのは間違いです。


もう少し待てば、不動産もゴールド価格も自分に有利な価格が現れるかもしれません。「逆に、不利な価格になってしまうかもしれないじゃないか」と反論するかもしれませんが、そこのところは誰もわかりません。


ゴールドの価格はまだ上昇相場の中の3合目程度です。富士山を見ればわかるように、5合目くらいまではゆっくり傾斜が上っていきます。時間があるわけです。その間に、不動産の処分のことを考えてみてください。


投資行動を取る時は、将来の考えらえるリターンではなくて、常識を優先して発想してみてください。


 
 
 

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