第217回 株価暴落時に金価格は下げにくい
- ファンクラブ 林則行さん

- 3 時間前
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債券利回りの異変が最重要のサイン
米国株が下落トレンドに入る中、「株が下がれば、金も一緒に下がるはずだ」と警戒して買い控えている人がいます。しかし、金は投資家が想定している以上に強いです。今後株が大きく下落しても、金については同調して下落する期間が短くなる兆しが見えてきました。今日はこの点を説明します。
債券の信用が揺らぎ始めている
まずは米国金融市場の根幹である債券の動きを見てください。図表1です。
通常、景気が悪くなり株価が下がれば、資金需要が減るため債券利回りも低下します。お金を借りる人が減るため、金利を下げようという動きが出てくるからです。好景気の際はこの逆です。
つまり、通常は
株安=金利低下
株高=金利上昇
という構図でした。

図表1の青いシャドー期がこの構図に従っていた時期です。
大きな下げ相場において、この構図が維持されてきました。2007年10月からの暴落相場、リーマンショックにおいては株安/金利低下が続きました。債券市場が正常に機能していた証拠です。
しかし、直近数日間においては事態が変わってきています。図表1の赤シャドー期間です。株価が急落しているにもかかわらず、利回りが上昇するという逆方向の動きを見せています。投資家が、「株も危ないが債券も危ない」と思い始めているようです。
金は下がりにくくなるだろう
株が危険水域に向かい始める中、金はどう動いているのか。図表2をご覧ください。
最初に目につくのは、青いシャドー期間の金の動きです。株価、金価格とも期初を1としています。金価格の上がり方が圧倒的に大きいため、NYダウの動きが極めて小さく見えます。

大事なことはここからです。赤いシャドー期間です。これまで株と同方向に動くことが多かった金が、株が下がる中で上昇し始めている点です。
理由は債券にあります。「株も債券も危ない」との認識が広まれば、残る有望資産は金しかありません。金に対して投資家のマネーが向かう兆しが見え始めてきました。株価暴落が起きたとしても、金価格に強気でいることができそうです。
私たちがやるべき投資戦略は今までお伝えしてきた通りです。
毎月定額(誕生日や月末月初)で買う
RSI30・50のサインで買う、新高値を抜けたら買う
この定石のルールを淡々と実行してください。
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