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第198回 日米株価は10月が弱い

  • 執筆者の写真: ファンクラブ 林則行さん
    ファンクラブ 林則行さん
  • 2 時間前
  • 読了時間: 2分

長期でも短期でも似た傾向

日米株価は10月が弱いです。具体的に言うと、「9月まで上昇し、10月に弱まる」というパターンです。実際に、過去50年(1975年~2025年・図表1)、直近15年(2010年~2025年・図表2)、直近8年(2017年~2025年・図表3)の平均価格を比較しても、いずれの期間でも一貫して観測されています。年初から春にかけて安く、夏にかけて上がり、10月に急落する――このパターンが長期と直近の両方で一致することは、投資家にとって非常に重要な意味を持ちます。

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背景にある10月効果


このようなパターンが見られるのはなぜか。

歴史的に10月は「暴落月」として知られているからです。

1929年の世界大恐慌、1987年のブラックマンデー、2008年のリーマン・ショック——いずれも10月に起きたためです。

そのため、投資家心理の中に“10月はリスクが高い”という記憶が強く残り、

毎年この時期になると、予防策としての売りが増えやすくなります。


「季節性」を味方にする

ゴールドについては先日説明したように、10月~12月が安いです。一般に金融商品の中には秋が安いものが少なくありません。


ここで取るべき戦略とは?

ゴールドのように上昇基調が長く続いていくという性質を持つものについては、秋の安い時期に買うのがいい方法です。これに対して、日米株価は高値圏になっていますから、これを機会に持ち株を売却するのが賢い戦略です。

有料の投資講座を始めました。これに伴い、毎週更新するのはウイズのみとしました。ご興味のある方は次のURL「林則行の投資部ホームページ」をご覧ください。

 
 
 

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