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第161回 キオクシアは買ってはいけない

執筆者の写真: ファンクラブ 林則行さんファンクラブ 林則行さん

減収・減益の会社に未来はない

キオクシア(285A)についての問い合わせが相次いでいます。時価総額9200億円という、今年2番目の大型上場だからでしょう。今日は、この株についてお話をいたしましょう。

結論から言えば、この株を買ってはなりません。

理由1:業績が芳しくありません。図表1に明らかなように、2022年3月期は黒字だったものの、2023年3月期は赤字となり、2024年3月期は赤字幅が拡大しています。今期(2025年3月期)の上半期は、利益が出ているものの、第3四半期(2024年10月~12月)については、売上、利益とも前四半期と比較して、大幅な減少を見込んでいます。



要約すれば、過去2期が赤字で、しかも今四半期が前四半期に比べ減収減益だということになります。理由は、当社の主力事業である、フラッシュメモリー(長期記憶に使うNAND型)がスマートフォンやパソコン向けの需要で伸び悩んでいるからです。

一般的に、上場する会社は足元の業績が好調な場合がほとんどです。不調期に上場すると、投資家から批判を浴び、世間の評価が厳しくて、株価が低迷するのが目に見えているからです。経営陣はこうした原則論を当然熟知しています。にもかかわらず、当社が上場したのは、現金を手にしたい必要性に迫られたからでしょう。資金繰りに追われていると考えるべきです。

理由2:上場直後の会社は原則として買ってはいけません。これは10月に上場した東京メトロも同様です。図表2に記したように、あれから2ヶ月経ち、株価は低迷し、過去の安値付近にとどまっています。当社の株価が上場初日を上回っているのは、数日に過ぎません。キオクシアも似たような道をたどると思って下さい。



 
 
 

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