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執筆者の写真ファンクラブ 林則行さん

第153回 日本の最高指導者は誰か

記事にヒントが隠されている

今日は、「日本の最高指導者は誰なのか」というお話をいたします。それは、日本に駐在する米国大使です。日本は米国の子分だからです。

米国の命令は絶対的で、これに従わなければなりません。それを出先でしっかりと遂行させる役割を担っているのが、駐日米国大使なのです。

そのことがわかるニュース記事をご紹介しましょう。テレ朝が11月3日に配信したものです。


国民民主党の玉木代表にアメリカ側が会談を要請していることが分かりました。
国民民主党の玉木代表にアメリカ側が会談を呼び掛け、エマニュエル駐日大使と7日に大使館で面会する方向で調整していることが党幹部への取材で分かりました。
両氏が正式に会談するのは初めてで、衆院選で躍進した国民民主党の玉木代表と今後の政治情勢について意見交換するものとみられます。

この記事を読んだ人は、「どうしてそんなことが、この記事からわかるのか」と疑問に思うかもしれません。そこで記事の読み方をお教えします。

大事なポイントは、「国民民主党党首に対して、米国側が会談を要請し、しかも、その会談が米国大使館で行われる」と書かれているところです。

私達が仕事で誰かと会う場合、用件のある方は、相手側に出向いて話をするのが当然です。「俺は今日、用件がある。だからこっちへ来い」とは通常は言いません。そう発言できるのであれば、その人間が上位にいることが明らかです。

仮に相手側が米国大使ではなく、バングラデシュの大使だった場合はどうなるでしょうか?大使は、国民民主党の本部に出かけていき、話を切り出すことになるでしょう。バングラディッシュの大使の場合、両者の地位が同列か、国民民主党党首の方が高いからです。


米国大使が国民民主党党首を呼び出す理由は何か。それは、日本の政権の安定のために、「お前はつべこべ言わずに自民党・公明党の現政権に協力せよ」と命令することです。従って、この会談において、はっきりと方針が決まり、国民民主党は、内閣総理大臣の選出において、「石破茂」と氏名を書くことになります。ただし、表面的にはどこまでゴタゴタが続くかはわかりません。政治に演技はつきものです。

今日皆様にお伝えしたいのは、記事の読み方です。普通の人には見逃してしまうようなところに、実は大きなヒントが隠されていることがわかっていただけたことと思います。

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