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執筆者の写真ファンクラブ 林則行さん

第146回 ゴールドの買いが最善の選択

2600ドルを超えたゴールド

9月13日、ゴールドがNY先物市場で1オンスあたり2600ドルを突破しました。史上最高値です。皆さんにゴールドの購入をお薦めします。ゴールドについては、これまでも多くの時間を割いてお伝えしてきました。


したがって、今日はファンダメンタルな情報ではなくて、投資の一般的な考え方についてお話します。皆さんの中には、「2600ドルというのは過去にない高値だ。こんなに上がってしまったのだから、ここから買うのは危ないのではないか」と高値恐怖症を訴える人が出てきます。しかし、こうした考え方は、投資には禁物です。


投資の基本:高いものを買う

誰だって、あらゆる商品の購入に際して1円でも安い方がいいと思っています。しかし、この態度を投資に持ち込んではいけません。


投資で最も大事なことは、「高いものを買う」ということです。安いものを買わないという意味でもあります。


どういうことなのか?皆さんがスーパーに出かけたときに、1円でも安い豆腐やミルクが欲しいと思うでしょう。ぼくも同じです。でも、豆腐購入は消費行動であり、投資行動ではありません。投資と消費とで全く違う考え方をしなくてはいけません。


消費では、自分が食べてなくなってしまうのですから、安い方がいいに決まっています。これに対して投資とは転売を目的とした行為です。皆さんはゴールドを食べてしまうわけではありません。ゴールドを買って、将来にそれを人に売ろうとしているわけです。


人に売る際に、できるだけ高く買ってもらうためには、自分が今高く買う必要があるわけです。自分が高く買うということは、その時点でその商品は人気があるということであり、その人気が持続するならば、より高い値段で買ってくれる人が将来現れる可能性が高いからです。


例えば、アメリカでは日本車とアメリカ車を比べた場合、日本車の方が値段が高いです。にもかかわらず、多くの人が日本車を選ぶのは、転売するときに、日本車の価格が高くなるということを知っているからです。


皆さんはこうした転売の経験を別の商品でお持ちでしょうから、この発想を金融取引にも持ち込んでください。そうしたら、「ゴールドは高いからやめておく」という発想をしないで済みます。高いものを買って、より高く売るのが投資の神髄です。


なお、投資物件は少しずつポジションを増やしていくのが常識です。そうすれば、高いながらも、若干安めの価格で仕込めるチャンスに巡り合うことがあるかもれません。


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