質問:
金価格が2300ドルを超えました。ここまで来ると下がるのではないかと思い怖いです。まだ上がるのでしょうか?利益を確定する方がいいでしょうか?
回答:
ゴールドはまだ上がっていくでしょう。鉱山会社は金価格に強気です。
解説
金価格の行方に最も豊富な情報を持っているのは鉱山会社です。その鉱山会社は金価格をどのように見ているのか?それが先物ポジションに現れています。
鉱山会社は金価格に強気です。図表1は金価格と鉱山会社の売りポジションを示したものです。
鉱山会社は金を日々採掘しています。鉱山会社が今後も金価格に強気だとすれば、先物の売りポジションを建てて早くから売ることはしません。逆に、鉱山会社が金価格に弱気の場合は、先物売りを行い、未採掘の金を早めに売ろうとします。
また、長期の売りポジションと金価格との関係を見ると、鉱山会社の売りが少ない時は金価格が底値圏にあり、価格が上がっていくことが多いです。逆に、売りポジションが大きい場合には、金価格が天井圏になり、下がっていくことが多いです。
図表1にあるように、現在の鉱山会社の売りポジションは低位で推移しています。金価格が2300ドル台にまで上がってきたにもかかわらず、鉱山会社はまだまだ金が上がると考えているわけです。
私たちも鉱山会社に見習って、保有している金を売らないようにしましょう。ポジションをさらに増やしたい人には買いもお薦めします。
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