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第121回 金のプレミアム価格という言葉を聞きました。どういう意味ですか?

  • 執筆者の写真: ファンクラブ 林則行さん
    ファンクラブ 林則行さん
  • 2024年4月1日
  • 読了時間: 2分

質問:

ゴールドにはプレミアム価格がついているという話を聞いたことがあります。どういう意味でしょうか?

 

回答

地金現物の価格が現物なしの価格(先物価格)に比べて割高になる状態のことです。この傾向は今後も続くでしょう。

 

解説

ゴールド価格はNYの先物市場で決まります。ただし、ここでの売買の99%は現物の売買を伴わない差金決済の売買です。日本の先物市場についても、現物を引き出す非差金決済はごく少数です。以前書いたように、先物大手の北辰物産では現物引き出しの顧客は月に2名程度しかいません。

 

価格を決めているのは差金決済の人たちだと考えて問題ありません。つまり、先物価格が現物を買っている人たち(田中貴金属に並んで買う人たち)の需要を投影していない可能性があるということになります。

 

実際に、日本の価格がどの程度のプレミアムがついているかを見てみましょう。

 

3月29日価格

先物価格:                           10,834円

消費税10%増価格:             11,917円

田中貴金属小売価格:          12,002円

差額                                        85円

 

85円のプレミアムがついているjことになります。

香港の代表的な金販売業者周大福の価格は以下のようになっています。

 

3月30日価格

単位:香港ドル、1グラムあたり

小売価格:                663.66

米国の先物価格:      566.90

買取価格:                548.77

 

香港でゴールドの現物を買う場合、米国の先物価格に比べて17%高くなってしまいます。日本よりも香港の方がプレミアムが高いことがわかります。

 

価格が上がるほど投資家が増えて来ると予想されるので、プレミアムの存在は今後も続くでしょう。その幅も大きく広がっていくものと思います。

 

このことは投資家としてはどのような意味を持つのでしょうか?

投資の原則は「高いものを買う」です。つまり、現物を自分で買っておくのがいいということになります。だんだんと現物不足の世の中になっていくので、自分が売りたい時に、現物を高く買ってもらえることになるでしょう。

 
 
 

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