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第20回 クルマや貴金属は下落前に購入しといたほうがいいのですか?

  • 執筆者の写真: ファンクラブ 林則行さん
    ファンクラブ 林則行さん
  • 2022年6月16日
  • 読了時間: 2分


質問:

30代の主婦です。

まだ先の話ですが、通貨が下落するということは、貨幣価値が下がるということですので、将来、クルマや貴金属などを購入する予定にしている場合、下落前に購入しておいた方がいいのではないしょうか?


回答:

クルマや宝石の購入は慎重になさってください。

一般論を言うと、貨幣価値が下がれば、同時に物価が上がります。例えば、貨幣価値が半分になれば、100万円だったクルマや宝石は200万円になります。だとしたら、貨幣価値が暴落する前に実物資産に替えておいた方がいいということになります。


ここまでは理屈の話です。ここから、「ただし書き」の話が始まります。貨幣価値が半分になるような事態が発生する場合、私たちの暮らしが安泰であるわけはありません。自分が勤めている会社が倒産したり、年金の支払いがストップしたりするかもしれません。その場合、私たちが日々の生活を成り立たせていくためには、現金・預金が必要です。クルマや宝石を買って、現金が不足してしまったら、生活に困窮してしまいます。


経済的な余裕のある方(かなり裕福な方)は高額消費を早めに行うのはいいでしょう。これに対して、一般の人は逆に節約を心掛けた生き方がいいかもしれません。ぼくは後者の生き方を選びます。


なお、貴金属の中でも金(ゴールド)を通貨暴落前に買っていく(蓄えておく)のはいい方法です。物価が2倍になれば、ゴールド価格はそれ以上に大幅に上がるでしょう。物価高騰期にはゴールドの需要は大きくなるでしょうから、売り先に困ることはありません。これは裕福な人だけでなく、一般の人にも薦められる蓄財方法です。

 
 
 

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