第225回 株式は大天井に向かう
- ファンクラブ 林則行さん

- 5月21日
- 読了時間: 2分
更新日:4 日前
1999年ITバブル崩壊に酷似
米国株価が天井に近づいていることについて、本日はお話します。日本も同様に動きます。
近似しているのは2000年のITバブル崩壊時のチャートです。図表1です。

当時は、PCの誕生と、インターネットへの期待で市場が熱気に包まれた時代です。東京の各駅前には机と椅子だけのショップが出現しました。店には屋根がないので、雨が降れば営業できません。「携帯電話無料」とだけ書かれていました。
そんな時期、NASDAQ指数が大きく上がり始め、ダウの上昇率を引き離し始めました。1999年11月頃でした。2000年2月末~3月上旬まで続き、バブル崩壊となりました。
現在は机と椅子だけの店は出現していませんが、「AIが社会を変える」というスローガンが日々TVで放映されています。AI万能時代の幕開けと言われています。図表2にあるように、NASDAQ指数はダウの上昇率を大きく上回り始めました。

さて、ここまでの話を聞いて、「いつかはバブルが崩壊するのかもしれないが、今後この傾向はしばらく続くのではないか」という疑問を持つ人がいるでしょう。当然です。ここまでの話だけならば、その疑問に答えることはできません。
騰落レシオの動きが大天井形成につながる
こうした傾向が続きにくいと考えられる兆しが出てきたことがポイントです。
それが騰落レシオの動きです。図表3にあるように、S&P500(赤線)が上昇傾向にあるのに対して、騰落レシオ(青線)は横ばいになり始めています。

騰落レシオは日々の上昇銘柄数から下落銘柄数を引いて作成されたレシオです。このレシオが上昇する時期は多くの銘柄が買われる全員参加型の相場が実現している時期です。これに対して、このレシオが横ばい・下落基調にある時は、少数の銘柄のみが活躍する時期です。最終的には、最後まで勝ち残った少数銘柄も、やがては天井を打つことになります。これが大天井の形成になるのです。
こうした兆しが見え始めた以上、ここから株式投資を行うのは厳禁です。株式ポジションは手仕舞いをするのが定石です。
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