質問：
これから金利は上がりますか？
だとしたら、住宅ローンを借りる場合、固定金利の方が変動金利より有利ですか？
回答：
ぼくは固定金利を薦めます。
3月3日現在の金利は以下の通りです。
住宅ローン 変動金利： 0.475%
１０年固定金利： 1.08%
（住宅ローンは三菱UFJから引用）
住宅ローン金利は長期金利（１０年債）に連動します。今後、長期金利が大きく上がる可能性があります。
図１を見ると、英独の長期金利が急上昇しているのがわかります。ウクライナ戦争によって、天然ガスの価格が急上昇し、それ以外の物価も大きく上がったため、図のように、過去１０年間のレベルを超えた上昇になってしまいました。図はないですが、米国も同様です。
最も大事なことは、「こうした変化（金利の上昇）は突然始まり、急速に進む」ということです。
欧米各国に比べて景気が低迷し、物価上昇率も穏やかな日本は長期金利の上昇も穏やかです（図２）。ただし、それが永遠に続く保証はありません。
皆さんはどちらに賭けますか？これからの１０年の間に、変動金利が1.08％未満にとどまると思いますか？そう思う人には変動金利がいいでしょう。1.08％以上に上がると思う人は固定金利にすべきです。ぼくは後者です。
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