第207回 金:新高値で買い
- ファンクラブ 林則行さん

- 13 時間前
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定石を守るのが一番
金が史上最高値に近づいています。4400ドルを超えた場合は、買いのシグナルが点滅します。今日はこの話をしましょう。
ぼくが皆さんに紹介してきたのは、次の3つの買いシグナルです。すなわち、
RSI=30
RSI=50
新高値の更新
の三箇所でした。
金相場は10月からお休みに入り、最近になって新高値を抜こうとしています。昨日の終値(NY先物)は4370ドルでしたので、あと30ドルで4400ドルとなり、史上最高値です。なお、過去の最高値は10月20日に付けた4398ドルです。
ここから一直線に大きな相場が始まるかどうかは未確定です。その最大の理由は、米国株式市場の動向にあります。リーマン・ショックの事例が参考になります。ダウ平均が54%下げ、金は30%下げました。
今後、このような大規模な下げが起きるとは考えにくいですが、金融市場の混乱により、全ての投資資産が「売り一色」になってしまう局面があるかもしれません。
株式下げ相場の途中から連れ安するリスク
ここのところ、NY株式市況が弱い中、金価格は上昇基調にあります。これは金の基本的な性格です。「株と金とが逆方向の動きをする」というのは、歴史的によく知られた事実です。
しかし、同方向に下げて行った時期も存在します。リーマン・ショック期です。図表1にあるように、2007年10月に株価が天井を打った直後は、金価格はなおも上昇しています。その後、2008年3月から下落に転じているのです。金価格は1004ドルをピークに30%下げてしまいました。今後、金がピークを迎えてしまうリスクがないとも言えません。
ではどうしたらいいのか。
定石に従って資産形成をするのが賢い投資方法です。金は長期上昇傾向にあります。その理由は、「ドルに代わる安全資産」という位置づけがクローズアップされることになるからです。すなわち、「株も債券も危ない。通貨は危ない」と思われるようになり、「本物の通貨(金)に投資したい」と脚光を浴びるようになるでしょう。
その意味から、金投資は常にフルで行っていくのが正しい戦略になります。図表1を見ても、リーマン・ショックからいち早く立ち直り、価格も株価以上に大きく上伸しています。仮にリーマンショック前の1004ドルで買ってしまったとしても、今では4370ドルになっています。

「金価格が最高値を更新すれば、買いに入るべきだ」と考えてください。
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ななし様
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