質問
TV報道では米国の景気はいいという話がもっぱらです。信用していいのでしょうか?
回答:
信用しない方がいいでしょう。実態は悪化が始まっています。
解説:
米国では商業用不動産価格の下落が始まっています。図1にあるように、2022年5月がピークで155でした。現在は121.5ですから21.6%の下落です。
リーマンショックの際は99から63.5まで下落したので、35.9%の下落率でした。欧州の場合と同じように、株価が史上最高値付近にあるにもかかわらず、商業用不動産価格がここまで落ちています。これは驚きです。
最大の理由は、価格が高くなり過ぎたことにあります。図2を見るとそれが顕著に現れています。不動産価格を家賃で割った指数です。不動産を取得する場合はどのくらいの家賃収入が見込めるかを計算して、妥当な価格を考えます。それを大幅に超えた時は、「収益が見込めない」と判断することになります。つまり、不動産価格の割高・割安は家賃が重要な判断根拠になるわけです。
一方、不動産にはもうひとつ価格を決める要因があります。それが、「価格が上がり続けるならば、将来もっと高く売れるだろうから、現在割高でも買っておこう」という判断です。この場合は、家賃収入からの基準価格を超えて、価格は飛躍的に上がっていきます。
それが起きたのがリーマンショック前の不動産相場沸騰期でした。しかし、「大きく上がったものは大きく下がる」という相場の鉄則に基づき、不動産価格は大幅下落となりました。
2022年になって不動産価格はリーマンショック前と同じような状況になってきました。しかも、前回に比べてさらに不動産価格/家賃指数が上がっているのがわかります。
このバブルは崩壊し始めています。それが図1の商業用不動産価格の下落に現われています。上がり過ぎた価格が大きく下がり始めたと考えるべきです。景気や株価に大きな影響を与えるようになるでしょう。
ライオン様
ご丁寧にありがとうございます。
1946年となると第二次対戦後の約80年前のことですね。。
その時代と現在での比較ですね。。
やっぱり林さんにここの書き込みを見ていただいた上で
ご意見お聞きしたいですね。
ここでの書き込みは私を含めなんの根拠もない願望、妄想、感覚でしかないように
思っています。
そろそろ大御所の林先生にお出ましいただきたいものです。
MT様
私の表現がまずく度々誤解を招いて申し訳ございません。
私はゴ-ルドの販売とは全く関係のない仕事をしております。
顧客とは元新聞記者の方です。恐らく全財産ではないでしょが、本人はそのように話しおりました。
1946年の預金封鎖にて食べることにも困ってしまったそうです。強く訴えていらっしゃいましたので私は本当だと考えております。
ゴ-ルドも暴落のリスクはもちろんあるでしょう。
しかし、私は、日本円を含め他の資産よりもリスクは、かなり低いと考えております。
ライオン様
顧客とありますがライオン様は金販売などされてるのでしょうか?
顧客は何をされてるのでしょうか?
顧客というキーワードがあるので何のご商売をされてるのか気になりました。
日本で銀行預金とキャッシュを保有していて全資産を失うとはどういうことでしょう?
日本円ではなく他の通貨でしょうか?
日本の債務は多いですが債権も多いですよね?
繰り返しになりますがマスコミが20年以上前から日本の債務ばかりクローズアップしてきましたが、いまだに日本は破綻してません。
どうしてこんなに長い間、破綻しないのでしょう?
ゴールドの暴落リスクはないのでしょうか?
繰り返しになりますが、私はゴールド積極保有派です。
ただ、世界情勢を見てバランス投資してないと大損すると思っています。
もし天才投資家なら有力商品に一点集中買いして、暴騰したら売り
安い商品を売ることを繰り返し巨万の富を得られるでしょう。
ただ、私のような素人ではゴールド一本は不可能です。
それでも林さんを信じていれば大丈夫!という論法では信仰宗教の教祖様を信じていれば大丈夫!
というのと変わりないように感じてしまいます。
表現が少し悪いようでしたら、お許しください。
MT様
度々親身な御指導を頂き誠にありがとうございました。心より感謝致します。おっしゃる通りかもしれませんね。
もう少しお話しを聞いて頂けると嬉しいのですが、私の顧客のご実家は、本来安全である筈の銀行預金とキャシュを保有されていだけなのです。それが全ての資産を失ったのです。顧客は、私に同じ目にあって欲しくないので必死に訴えて警告して下さいました。誠意ある聡明な顧客で、あの時と今は同じだと警告されました。決して安易に信じた訳ではありません。あまりにも日本の債務は多すぎて、それがどんどん増えていて大変不安です。
私は、林則行先生の御指導の通りゴ-ルドを購入したおかげで、もうリタイア-しても大丈夫なくらい大きな資産を築くことができました。ゴ-ルドだけに絞って購入したおかげです。逆にゴ-ルド以外では不安で大量購入は難しかったと思います。もちろん他に購入したいものがあれば、購入しますが、特に購入したものもありません。現在そのまま保有しております。
世界中で投機マネーが暴れ回っていて仮に優良な資産であっても暴落する可能性があり非常に不安です。
ゴ-ルドは保有していても不安がなく一番安全だと考えております。もちろん先物取引きで投機マネーの対象のにされますが、成長を続ける新興国中央銀行の爆買いもあり、豊かになりつつある成長国の民衆の実物買いがあります。投機マネーに負けない強さを感じます。
やはり、私は林則行先生の御指導のおかげで大成功できたと感じていて、これからも御指導についていきたいのです。
ライオン様
こちらこそ。申し訳ございません。
気分を悪くするなど全くありません。
私が言いたいのは安易な暴落論とそれに伴うゴールド上昇予想に
全面的に乗っかっていいのかな?という感覚があります。
無責任に発行された「国債」や「通貨」というのもわかります。
この議論は今に始まったことではなく、10年〜20年前から
言われマスコミも煽ってました。
悲観論ばかりで、まるで世界は終焉するかのような勢いです。
ただ、実際はそんなことはないですよね?
いつか地球に隕石が落ちてくるから、それに備えて全力で安全な
場所に移りましょう!みたいな雰囲気を感じてしまいます。
いつかは金融恐慌は来るかもしれません。
しかしそれだけでなく、発展する国や企業もある訳ですし、
バランス良く投資すべきということです。
明確な根拠がなくゴールド一本に偏るのは宗教じみた雰囲気を感じてしまうのです。